多くの学生たちを悩ませる課題の
1つとして、”読書感想文”が
挙げられると思います。
普段から文章を書く習慣のない人や、
あまり読書が好きではない人にとっては
本当に腰を上げるのが苦しいと思いますが、
今日はそんなあなたに向けて、
「先生からの評価が上がる”上手な”読書感想文の書き方」
ということで書かせてもらいます。
目次
読書感想文の書き方
読書感想文の主なアプローチ法は3つ!
読書感想文での主なアプローチの
仕方は下の3つ。
①この本を読んでこんな発見をした
これが一番やりやすいパターンで、
多くの人が使う手法です。
本の主人公の行動や言動、
始めと終わりでの心境の変化、
環境の変化などから”教訓”を自分なりに
見出し、それを自分に当てはめて
「主人公を見習って僕も生きていきます」
といった感じで締めくくる形で
書き進めていきます。
②おすすめの本を紹介する
2つめのアプローチ法は、
「自分の好きな本を勧める」
という形で書いていくというもの。
これは①でいうところの
「自分に当てはめる」というものを
切り落とした書き方になっています。
その本のどこが好きなのか、
自分にはどのあたりが響いたのか
だったりについて焦点を当てて
書いていくと上手にまとまります。
③映画版と原作の比較
最後のアプローチ法が、
「映画版と原作の比較」です。
最近の小説はヒットすると実写映画が
制作されたり、ドラマ化されたりと
映像化されることが多いので
映像化されたものを見て、原作を読んで、
それぞれの感想と違いをまとめていく
方法です。
以上3つのアプローチで書いていくと
”ただあらすじを書いてるだけの読書感想文”から
”上手な読書感想文”になりやすいです。
読書感想文「書き出し」は”本を選んだ理由”から
次に読書感想文の書き出しですが、
ここは無難に、
「その本を選んだ理由」
を書いてみましょう。
とはいっても読書感想文が苦手な人が
本を選ぶ理由なんて
「たまたまあったから」だとかしか
出てこないと思うので、
それではちょっとアレですよね。
そんな人は、
僕がこの本を選んだ理由は、
この本が非常に有名で、色んな人が
オススメをしていたので試しに
読んでみようと思ったのがきっかけです。
といった感じでまとめてもいいですし、
他にも、
この本の著者の人が非常に好きで、
どんな本を書いているのか
気になったからです。
といった感じで
「作者が好きだから作品が気になった」
みたいなスタンスで書いていくのも
アリかなと思います。
ここに関しては読書感想文全体で言ったら
たいして重要な部分ではないので
自分の好きなように書くのがいいのかなと
思います。
あらすじは「5W1H」で書く!
あらすじの部分は意外と多くの学生が
力を入れがちな部分なのですが、
実はそこまで長く書く必要はありません。
どちらかというと短く簡潔にまとめたほうが
イイと言えるでしょう。
読書感想文とは
「本を読んで自分が感じたこと」を
書くのが目的なので、あらすじは
必要て最低限の情報でまとめていきましょう。
その時に有効なのが「5W1H」と呼ばれるもの。
「5W1H」
・When(いつ)
・Where(どこで)
・Who(だれが)
・What(なにを)
・Why(なぜ)
・How(どのように、どうやって)
これを上から順番に物語に当てはめて
書いていくと、自然とあらすじが
簡潔にまとまるようになります。
本の感想は思ったことをそのまんま!
いよいよ読書感想文のメインの部分ですが
ここで大事なのは
「思ったことを素直に書いていく」
ということ。
例えば登場人物が
「自分には用事が合って無理があるのに
助けを求める友達を助けた」
という描写があったとします。
普通に道徳の授業でこういった話を
取り上げると
「友達を助けた主人公は偉い」
という結論に至ると思いますが、あなたが
「他人よりまずは自分の用事をやろうよ」
と思ったならそれでもいいのです。
読書感想文では大多数の人が至るような
感想よりも個性的な感想のほうが
より強い個性を出せます。
自分が思ったことを率直に、
これを意識して書いてみましょう。
読書感想文の締めでは”自分”に当てはめる
いよいよ最後のところです。
最後の部分ではこの本を読んであなたが
・何を学んだか
・どう考え方が変わったか
このような形で締めてください。
書き方としては、
みたいな書き方がいいです。
読書感想文でおすすめの本
ここまでは
「読書感想文の書き方」を書いたので
ここから下では読書感想文の本に
選ぶといいものを僕なりに考えて
紹介していきます。
しかしこれはあくまで僕のオススメなので
今現在読もうかなと思ってる本があったら
そちらを読んでもらってもいいです。
読みたい本が全く浮かんでこない人のみ、
参考にしてください。
①流星ワゴン
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あらすじ
40代のサラリーマン、一雄は
妻が出ていき、離婚届を送りつけられ
息子は中学受験に失敗し、家庭内暴力に走る。
そして務めている会社からはリストラ。
という最低の現実に絶望し、
ある日公園のベンチで寝てしまう。
目を覚めると目の前には一台のワゴン車が。
そのワゴン車は一雄の過去に移動し、
最低の現実を事前に変える手伝いをしてくれる、
というもので、現実を変えるために
奮闘する一雄だったらそんな一雄の前には
一雄とはずいぶん前に絶縁状態にあった
父の姿が…。相性最悪の父と一雄の
現実を変えるための旅が始まる…。
この本は一雄が自分の家族の抱える
問題と戦いながら、自らの父との
親子としての関係を取り戻していく過程を
描いている本になります。
この本のテーマは”家族愛”。
この本を読んだことにより、家族への
接し方などが変わる人も多いのでは
ないでしょうか。
②星の商人
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あらすじ
商人になることを夢見て湾岸都市に
やってきたレキ。
そこは大商人のオーランドが富を支配する世界。
レキはオーランドに会いに行き、
そこで「大富豪の秘法」を手に入れる。
レキはその秘法を解き明かしながら
今まで誰も想像しなかった新しい道を
歩き出す…。
この本は生きていく上で大事なことを
”ビジネス”というテーマを通して
学んでいくことができます。
僕がこの本を読んだときは当時
小学生で、父が勧めてくれたのですが
当時すさまじい衝撃を受けたのを
覚えています。
③夢をかなえるゾウ
あらすじ
ドラえもんののび太のように何を
やっても何もできないダメな主人公。
そんな主人公が「自分を変えたい!」と
インド旅行に行きます。
そして帰国後、同年代の実業家の
パーティに呼ばれます。
そこで自分と同年代にもかかわらず
キラキラと輝いて活躍する人たちを
見て自分が相手にされていないと
落ち込む主人公は自宅に帰った後に
泥酔しながらインドで買ってきた
インドの神様「ガネーシャ」の
人形に向かって「自分を成功したい!」
と泣きつきます。
翌朝起きるとそこにはゾウの姿をした
神様、ガネーシャが立っており
主人公を成功に導く教えを一つずつ
与えていきます。主人公の成長と
ガネーシャとの友情に注目です。
この本はその強いメッセージ性と
教訓から合計270万部うれている、
超ヒット作です。
自分が密かに抱いている”夢”を
叶えるためにはどうすればいいか。
どのようにすれば人生がいい方向に向かって
進んでいくのか。
この2つについて学ぶことができます。
読書感想文あるなしに関わらず、
成人する前に一度は読んでみるべき
本だと思います。
まとめ
このような形で、読書感想文の
書き方とおすすめの本を紹介してきましたが
いかがだったでしょうか。
この記事があなたの読書感想文の
いい指標としてなってくれたら
幸いです。
つまり
頑張って。
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